転職する時、すべき時


 転職する時とすべき時は違います。転職する時とは、あなたが転職すると決めた時です。一方転職すべき時とは、もちろんその前提には転職すると心に決めることなんですが、すべき時とはすべての環境が整った時、要するにあなたにとっての転職の好機をいうのです。

 

 ネット掲載の記事にもありますが、毎日同仕事ばかりで変化のない職場では自分が成長することができません。これは時間の無駄にほかなりません。地球規模で激動する経営環境の中で、いつリストラに遭うか、会社が倒産するか分からない時代です。そんなとき自分の意思に関係なく転職せざるを得ない状況に迫られます。当然採用側は、あなたの職歴に見合ったスキルレベルに注目します。そんな時入社時と退職時まで変わり映えのない日常業務の連続で、仮にそのような仕事を採用側ではパートにやらせている…というケースがあったりすると、ほぼ確実に転職戦線から脱落してしまいます。

 

 また円満退社を願って転職しようとするとその時期を逸してしまう、という説も当っています。現職であなたが必要と思われている間は、まず円満退社なんてできないからです。辞めてほしくないわけですから。にも拘らず上司や同僚の目を気にし過ぎると、自分の意に沿った動きができなくなるのはあたり前です。そうやって現職にいられるなら転職しないでも済みそうな気もしますが、どうなのでしょうか? もう一度自分に問いかけてみてはどうでしょう。

 

 次に資格ですが一般に資格はあると転職に有利だといわれています。自分のスキルレベルを自分の言葉だけでなく、第三機関のお墨付きをつけてPRすればそれだけ訴求力がアップするのが普通です。しかし、今まで培ったスキルの証明のために受ける試験でなく、一から勉強して取得した資格はたとえ難関な国家資格であっても、採用側の気持ちをこちらに向けることは難しいのです。何故なら大切な実務が伴っていないからです。ビジネスの世界では机上の空論は嫌われます。実際に経験して、失敗して、それを克服して、再挑戦、そして成果をあげる…こうした連続が不可欠なのです。ですから、今まで培った仕事と関連する資格があれば、ぜひそれを取得することはとても意味がありますから、合格してからが、一つの転職すべき時といえます。

 

 そして何といっても在職しながら転職活動を行うべきです。生活力の基盤が揺らいでは、転職活動どころではなくなりますからね。

 

 このように転職にとってNGと言われるものを避け、しっかりとした目的意識と転職先で何ができるか、それを自分の中で確立させること、これを並行ながら転職活動し、一日も早くあなたの転職の好機がくることを願ってやみません。